1.

ゼミの紹介

早木ゼミは人類学を学ぶゼミです。ゼミ生が自分でテーマを設定し、それをどのように「人類学的」に考えるかを、皆で討論しながら学んでいきます。そしてその勉強の成果を、最終的には「卒業論文」という形で完成させることになります。
早木ゼミには共通の大テーマがあります。それは「人間性」です。ゼミ生には「人間性」にかかわる具体的なテーマを探してもらいます。私たちは人間ですから、私たち自身にかかわりのあるものは何でもテーマになると考えてよいでしょう。身近なところに隠れているテーマが、日頃あまり意識することのない「人間性」という大きな問題を考える一翼を担えるということに気づくことができれば、学ぶことの楽しさを味わえるはずです。

2.

教員の専門とゼミの関連性

専門は人類学ですが、その中でも、霊長類(サルの仲間)の行動や社会を詳しく調べることで、人類の進化を探究してきました。授業では、霊長類との比較などを通して、人類が進化の過程で獲得してきた特徴を考えていきます。ゼミでは、私たちの普段の生活の中に潜む「人間らしさ」や「人間の特徴」のようなものを、実際の観察や体験などのフィールドワークによって、あぶりだしていくことを目標としています。

3.

身につく力

・フィールドワークを通して身につける、自主性・積極性と他者に共感する力
・議論を通して身につける、論理的思考力と表現力
・グループワークで身につく、仲間と協力し協働する力