1.

ゼミの紹介

専攻演習では履修生が自分で研究テーマを選び、調査した結果を報告。それを全員で徹底的に討論(上級生や大学院生も参加する場合もある)。担当者は議論を誘導するだけで、すぐさま正解とか不正解とかの決定を下しません。ディスカッションの結果を組み立てていくと卒業論文になりますので、卒業論文の作成が比較的容易です。これは卒業論文作成と就職活動を並行して行う必要がある4回生の時期にはかなり有利になります。

2.

教員の専門とゼミの関連性

長い間研究者をやっていると複数の専門分野ができてくるものです。私の専門も全部説明しきれませんが、とりあえず皆さんの関心をひきそうなものに「映画を通じたインド文化」があります。インドは仏教の故郷であり日本には歴史的にいろいろな影響与えていながら、日本人は意外とインドのこと知りませんよね。でも現代インドの文化的特性がもっともはっきり視覚化されているのが映画なのです。ゼミではインド映画を取り上げる学生は少ないですが、映画一般(アニメふくむ)を研究テーマに選ぶ人は多いですね。

3.

身につく力

ゼミの討論を通じて「読む人・聞く人に分かりやすい言い方(文章)」が自然と身につきます。これは社会人として要求される最初で最大のスキルです。どんなに専門的な内容を詳しく語っても、相手にまったく理解されないのであれば意味ありません。これを回避するためには「受け手の立場に立って説明する=相手がどれほどの知識があるか想定して説明を組み立てる」という能力が必要になります。当ゼミはそのための訓練の場です。

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    バーフバリ主演女優アヌシュカ・シェッティと