1.

ゼミの紹介

私は1年生の人文入門演習と2年生の実践演習を担当しています。
人文入門演習では、新入生が大学での学びにスムーズに入れるよう、文献の読み方やレポートの書き方、意見のまとめ方など、人文学の基本的な学び方を身につけます。
実践演習では、ゼミ生自身がテーマを設定し、フィールドワークを企画・実施し、その結果を整理して発表します。調査の計画から発表まで、一連の流れを実際に経験します。最終的な発表だけでなく、そこに至るまでの試行錯誤や、その過程で得た気づきを大切にしています。

2.

教員の専門とゼミの関連性

私は生態人類学を専門とし、アフリカ地域研究に取り組んできました。生態人類学では、フィールドワークを通じて人びとの暮らしと環境との関係を現場で学びます。
こうした調査は、必ずしも計画通りに進むものではなく、予想外の出来事や課題に直面することも少なくありません。しかし、その紆余曲折の中にこそ、新しい発見や理解の手がかりがあります。ゼミで仲間と経験する試行錯誤は、このようなフィールドワークの本質に重なっています。

3.

身につく力

このゼミでは、物事をよく観察し、人の話に耳を傾け、そこから問いを見つけて考えていく力を養います。
すぐに答えを出すのではなく、対象とじっくり向き合いながら考えることも重要です。現場で感じた違和感や気づきを手がかりに試行錯誤を重ねる中で、自分なりの考えを深めていきます。こうした経験を通じて、柔軟に考える力と、自分の言葉で説明する力を身につけることを目指します。