1.

ゼミの紹介

このゼミでは、ナチ・ドイツやロシア革命など、主にヨーロッパの現代史に関する最新の研究文献を読み込み、活発に議論をしています。外国の歴史を学ぶことは、異文化を学ぶことでもあり、ひるがえってグローバル社会の中に生きる私たちの歴史を学ぶことでもあります。「歴史はおもしろい」をゼミのポリシーとしていますが、同時に現代社会の様々な問題にも歴史的に向き合えるようになる、そんな学びができるように、日々議論しています。

2.

教員の専門とゼミの関連性

このゼミを担当する北村厚は、西洋史、特にドイツ現代史を専門とし、『ヴァイマル共和国のヨーロッパ統合構想』(ミネルヴァ書房、2014年)という専門書を書きました。また、世界史のテキストとして『教養のグローバル・ヒストリー』(ミネルヴァ書房、2018年)、『20世紀のグローバル・ヒストリー』(同、2021年)を出版しました。こうした専門領域から、ゼミではドイツ史、西洋史、そして世界史の幅広い分野に関心を持てるように活動しています。

3.

身につく力

北村ゼミでは、歴史学の方法論をしっかりと身につけたうえで、自分の問題関心をもってテーマ選びをし、3年生の後期からゼミ論文を執筆します。そこから卒業研究に向けて自分の研究を発展させていきます。この過程で、自ら歴史の問題を発見し、その問題を探究するために文献や資料を読み、テーマに関するオリジナルな主張をする力が身に付きます。

  • photo

    ドイツへのゼミ旅行で、ミュンヘン近郊ダッハウ強制収容所跡地を訪問

  • photo

    専攻演習Ⅰの様子。グループワークで論文の読み方、レジュメの作り方を身につける

  • photo

    北野の神戸ジューコム(ユダヤ共同体)跡地を訪問し、プレートの説明を受ける