1.

ゼミの紹介

白方ゼミは「文学」を主題とします。専門的な知識や方法を活用して文学作品を読み解く文学研究には、高校までの「国語」とは違った面白さがあります。
2回生以上のゼミでは、自分が興味を持った文学作品について、調査・考察したことを発表します。さらに他のゼミ生と意見を交換し、発表した内容を修正して、より良いものとすることを目指します。こうした活動のなかで、文学研究の面白さを感じてもらえたら、と考えています。

2.

教員の専門とゼミの関連性

「日本近代文学」、とくに明治から昭和にかけて活躍した「泉鏡花」の作品を研究しています。「言葉の魔術師」と呼ばれた鏡花の作品は非常に魅力的ですが、難解なところもあり、一語一句を注意深く読み解く必要があります。
授業やゼミでは、鏡花はもちろん、鷗外や漱石、芥川、太宰など、近現代の様々な文学者の作品を取り上げ、とくに作品の時代背景に注意しながら読み解いていきます。

3.

身につく力

白方ゼミでまず身につけてほしいのは、作品を丁寧に読み解く態度、そして自分が興味を抱いた問題に粘り強く取り組み、思考する力です。ゼミではこうした研究の基礎体力となる力を養うとともに、発表などの機会を通して、資料を調査し情報を適切に分析する力やプレゼンテーション能力、日本語運用力、論理的思考力の向上を図ります。

  • photo

    2020年度の授業で扱った作品の一部

  • photo

    実践演習(2年生ゼミ)の受講者発表作品