1.

ゼミの紹介

~文系学部での音楽教育について~
音楽に興味を持っている学生、音楽の様々な知識や経験を求めている学生に向けてのゼミや講義を行います。尤も音楽家を目指す学生への専門の音楽教育を行っている訳ではありません。本学を経て専門の音楽家になる人もいますが、先ずは高度な音楽芸術というものについての基礎的な知識を伝え、経験を深めてもらいたいと思っています。
講義授業では、古代からクラシックを経て現代に至る西洋の音楽史の講義と音楽鑑賞、更に初歩的な音楽理論の課題の実習と、分析方法の講義と実践を行います。
ゼミでは、学生の音楽研究の発表、楽典(音楽理論の基礎)、ソルフェージュ(読譜、歌唱の基礎)、ピアノ・レッスン(3回生のみ)、そしてクラシック音楽演奏会の鑑賞を行います。希望すれば楽器演奏を研究の課題とすることが出来ます。

2.

教員の専門とゼミの関連性

専門は作曲です。作曲といっても、ポピュラー音楽ではなく、現代の芸術音楽である「現代音楽」と呼ばれるジャンルのものに取り組んでいます。毎年、公開の作品発表演奏会を行っています。
作曲に準じて、音楽雑誌に音楽評論の執筆も行っています。クラシック音楽の演奏論、演奏家論、作品論、分析、といったことが評論の主たる内容です。

3.

身につく力

高度な芸術というものの存在感の強さと深い魅力を、感覚、体験、実践、理論を通じて感受し理解する力を身につけます。
音楽が好きな人、音楽について考えたい人、演奏をしたい人、音楽理論を学びたい人など、音楽への様々な興味に対して応えつつ、芸術の魅力を実感してもらいたいと思っています。

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    楽器演奏の練習風景

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    楽譜へのアプローチも重要です

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    公開録音演奏会を終えて