1.

ゼミの紹介

学芸員の資格を取得する博物館学芸員課程を担当しています。この国家資格を目指す人は、大学卒業に必要な単位以外に、さらに多くの科目の学びが必要になります。いわゆる「博物館学」と呼ばれる一群の科目です。学習面ではとても忙しくなりますが、より多くの博物館・美術館を見学・体験し、楽しみながら学んでいけるよう応援します。

2.

教員の専門とゼミの関連性

専門は考古学です。古墳時代の前方後円墳体制を研究していますが、山城や山岳寺院の踏査、西アジアでの発掘や中国での民俗調査、民具資料の整理なども博物館学芸員として行ってきました。その県立の総合博物館プロジェクトには企画段階から参加し、6年間の準備を経て、計26年間の学芸員生活を送ってきました。また4つの大学で博物館学・考古学・文化政策論を論じてきました。それら実体験のすべてを伝えていきます。

3.

身につく力

目標は、国家資格である博物館学芸員資格の取得です。文化財資料の取扱いを学び、研究職や文化財行政に携わった時も、モノを扱う知識と技術は役立つでしょう。また、展示パネルや図録を執筆する日本語能力も大切ですので磨いていきます。さらには将来、海外旅行などでルーブル・オルセーなどの美術館、大英博物館・故宮博物院など有名観光地を訪ねた時も、他の人とは違った見方・楽しみ方ができることと思います。

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    展示解説(滋賀県立琵琶湖博物館)

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    フィールド案内(米原市立伊吹山中学校)

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    古墳調査(東北最大の雷神山古墳)