人間文化学研究科の修士論文 中間 発表会が開催されました
8月3日(土)、大学院人間文化学研究科修士論文中間発表会が631教室で開催され、13人の大学院生が研究成果を発表しました。
発表には、それぞれの専門的見地に基づいたさまざまな質問や意見があり、活発な議論が繰り広げられました。
発表した院生と題目は次のとおりです。
・トライノ・アンナ「Zoomを用いた日本語学習者の会話分析」
・甲斐敦樹「小津組における厚田雄春の役割」
・リ テイキン「サイバーパンク映画における東アジアイメージ」
・速水修史「現行教科書の批判的検討により効果的な道徳教育を考える―徳目「友情・信頼」「よりよい学校生活・集団生活の充実」に関して―」
・リョウ キョクソウ 「 中国大陸における未成年の恋愛に関する研究 」
・シュウ セイキ「物語に介入する観客―サブカルチャーから見るキャラクター設定の優越及びストーリーの退行―」
・フ セツシン「『混俗颐生録』に見る茶の記事」
・トウト「幼児教育における命の教育」
・大津恒輔「唐代の估価」
・武田 丈「母親のマザリーズ使用の頻度と社会的つながりの分析」
・内藤 進「中国前期墓誌への分析―漢代から三国時代の墓誌について―」
・三葉龍祐「留学生との文化交流から始まるまちづくりの可能性について―神戸の兵庫、長田を中心に―」
・佐治美咲「近代人類学における「アイヌ人種論」の発展」
長谷川弘基専攻主任は閉会あいさつで、修士一年生に向けて「論文を、あるいは研究を立ち上げるときは初めが肝心。上手に始められたら、半分終わったようなものと言われているが、それは上手に始めるのがどれだけ難しいかを表している。良い研究主題を見つけて、正しい設問を立ててください」と述べ、二年生には「研究をまとめるときには、もう一度自分の研究目的と、それがどこまでできたのかを検討し、使えるものと使えないものを分け、勇気を出し削るということをしてください。達成したものを適切な形で提示すること。研いで磨いて究めるのが研究です」と述べました。