2024年9月号

自分自身が成長してきたから、チームの人にもそうあって欲しい

まず簡単にご自身の仕事について教えていただけますか

私はフルフィルメントセンターと呼ばれる物流拠点の在庫の品質管理を担当しています。品質管理とは、たくさん保有している商品のデータ管理をして、どの商品がどこにあるのか把握することです。その管理にずれが生じることがあり、それを正しい状態にするのが私の部署の担当している部分です。主に二つの観点でやっていて、一つが間違っているものを正しくするということ、もう一つがその間違いが起こらないようにすることです。本来は二つ目が大事で、問題を根本から解決し、問題を発生させないようにすることが必要となります。西日本に複数ある拠点の品質管理の部署を担当しており、それぞれどういう問題があるか、全体として何ができるかということをチームで考えて取りまとめたりしています。

 

Amazonで働いて良かったことはなんですか

以前の仕事では、問題に対する解決方法がよくわからず困っていたのですが、Amazonでは問題をどう捉え、どのように解決していくかという知識と経験を積むことができました。部署間の連携の重要性や、これまでの考え方を柔軟に変えていく必要性など、問題解決の多角的なアプローチを学べたのが大きな収穫です。
また、前職では適切な社会人マナーがわからず、戸惑うことも多くあったのですが、Amazonでは上司や同僚から、仕事に取り組む姿勢やコミュニケーションの取り方など、社会人としての基本を身につけることができました。
Amazonは変化に対応し、絶えず新しい取り組みにチャレンジしている会社です。たとえば新しいシステムを導入する際には、これまでの常識にとらわれずに柔軟に対応する必要がありました。そうした経験を重ねることで、自ら課題を発見し最良の解決策を見出す力が身についたと感じています。Amazonでの経験を通じて、問題解決力や社会人としての基礎、そして変化への対応力といった、これからの時代に必要不可欠なスキルを習得できたことが何よりも良かったと思います。

 

山室さんにとって仕事とはなんですか?

仕事をするからには、何かの役に立ちたいと思っています。お客様は商品に期待して購入してくださっているのだから、その期待に応えたいとも思っています。批判を受けることもありますが、良い評価を受ける時もあって、その時は嬉しいですし、やっていて良かったと思います。私は何かしらのやりがいを見つけて、そのために仕事をやるべきだと思います。今はマネージャーという立場なので、部署のメンバーが成長を感じられるようにということを常に考えています。私自身が成長していきたいから、チームの人にもそうであってほしいと思います。さらに、個人が成長することで会社が成長し、その分お客様に還元できるものも多くなると思います。
前職では自分の好きな音楽関係の仕事をしていたのですが、そこで働くことは自分の好きを叶えることでした。しかし、仕事は楽しいことだけじゃないので、好きなことを好きでいられなくなりそうだと思い、今の会社に転職しました。好きなことは趣味で楽しもうと思いました。好きなことを仕事にしている人を否定しているわけではなくて、私にとってはこれが合っていたということです。皆さんは自分が10年後どんな風になりたいかというイメージはありますか?そういう長期的なイメージを持って働くと良いと思います。

 

今後の目標はありますか?

おそらく成長を促すことができる会社は先進的な取り組みをしていると思います。多様性についての取り組みをやっている会社は従業員のことを考えることができ、成長に対しても前向きに取り組んでくれるところが多いのではないかと思います。
新聞やインターネットで様々な企業の取り組みについて知ることができますし、他にはインターンもありますよね。個人的な考えですが、見分けるコツとしては、インターンに行った際に何かの目標を達成させる会社は良い会社だと思います。逆に、ただ指示した作業をさせるだけのところはあまり良くないかもしれないですね。

 

働き甲斐のある会社を探すコツはありますか?

おそらく成長を促すことができる会社は先進的な取り組みを

ていると思います。多様性についての取り組みをやっている会社は従業員のことを考えることができ、成長に対しても前向きに取り組んでくれるところが多いのではないかと思います。

新聞やインターネットで様々な企業の取り組みについて知ることができますし、他にはインターンもありますよね。個人的な考えですが、見分けるコツとしては、インターンに行った際に何かの目標を達成させる会社は良い会社だと思います。逆に、ただ指示した作業をさせるだけのところはあまり良くないかもしれないですね

 

 

大学時代にやっておけば良かったと思うことはありますか?

海外留学ですね。留学というより、向こうである程度住んでみたかった。理由としては、まず言語が身につくことです。そして、価値観の違いを感じられることです。

他には、大学のうちにアルバイト以外で働く経験をもっとしていれば良かったなと思います。例えば起業することもできますし、社会に出たときに役立つようなことを経験できることはいくらでもあると思います。

一般的な大学生がやっているからといってその枠にとらわれる必要はない。もっといろんなことができると思います。学生時代は時間があるので、自分に投資したり、なにかを学習したり、将来のためにスキルを身につけるであったり、やりたいことを全部できるチャンスです。なんとなく過ごすよりは、明確な目標をもって卒業までに達成しようと過ごす方がいいと思います。


 

取材後の感想

先を見据えて目標を立て、行動していくことの大切さを教えていただきました。また、好きなこと以外でも仕事にしていいのだと、新たな考えが増えました。そして、ほかの大学生がやっていないことにも挑戦し、地道にでもできることを増やすことで未来の選択肢を広げていきたいです。

<小西綾香>

 

今回、取材を通して将来どんな自分になっていたいか少しでも想像しておくことで夢に近づく第一歩に繋がると教えていただきました。そこからどう動くかは自分次第で未来が変わってくるということを学ぶことができました。これから私たちも就活が本格的になっていきますが、この経験を通して自分に合った企業選択に活かすことができたらいいなと思いました。

<時政美伶>

 

取材を通して「未来を見据えて動くこと」が大切だと思いました。10年先の未来を見えて考え、計画を立てることがこれからのキャリアに繋がっていくことを学ぶことができました。

<羽根田彩生>