人文学部の2年次矢嶋ゼミ生が、明石市中心部の商業の変遷について理解するためのフィールドワークを行いました
人文学部2年次前期の実践演習Ⅰ矢嶋ゼミでは、高度経済成長期以降の明石市中心部における小売業の変遷について理解することを目的として、5月12日に明石市大蔵本町の稲爪神社から明石駅前のパピオスあかしにかけて、フィールドワークを行いました。
人文学部と連携している稲爪神社を見学した後、江戸時代に西国街道の宿場町であった大蔵町で、高度経済成長期の住宅地図を用いて現在の街並みがいかに変化したかを比較したり、鮮魚店で聞き取り調査をしました。
続いて、かつて司法事務所が集中していた明石簡易裁判所付近や荒物屋が多かった鍛治屋町(「冶」ではなく「治」)で街並みの変化を把握したのち、本町通り商店街の老舗煎餅店で、中心市街地活性化法の適用を受けて、大正時代の芝居小屋に由来する映画館を改装して大衆演劇場明石本町三白館を整備した経緯について聞き取り調査を行いました。
その後は、観光客で賑わう魚の棚商店街を視察した後、旧ダイエー明石店跡に建設された再開発ビルであるパピオスあかしを視察し、4階の明石市立あかし図書館では来館者で賑わう様子や郷土図書コーナーの充実ぶりを確認したのち、解散しました。
6月には、郊外商業集積地域といえる有瀬キャンパスから大蔵谷インターチェンジ付近にかけてフィールドワークを行う予定です。
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