2021年度人文学部学位記授与式が有瀬キャンパスで開催されました

 
3月22日午後、2021年度人文学部学位記授与式が有瀬キャンパスで開催されました。新型コロナ対策のため今年も学部ごとの開催となり、内容を簡素化し、代表者への学位記授与、学長の告辞(録画)、学部長挨拶、学科主任挨拶、各種表彰(学長賞・人文学部賞)と、ゼミの思い出写真のスライドショー動画の放映を行いました。その後、ゼミごとに分かれて学生一人ひとりへの学位記授与を行いました。
 
朝から厚い雲に覆われたあいにくの天気でしたが、午後には雨も上がり、式後には太陽が空から顔をのぞかせ、色とりどりの袴とシャンとしたスーツに身を包んだ学生たちが、キャンパス内で写真を撮り合う姿が見られました。
 
学生生活の半分をコロナ禍のなかで過ごした4年次生たちでしたが、新たな門出の1日を無事にキャンパスで迎えることができ、学生たちの晴れやかな顔が並んだことは、送り出す教員たちにとっても大変喜ばしいことでした。
 
本日の授与式で十分に時間を取れなかったため、ホームページ上に、人文学部長からの祝辞と、卒業生代表(GPA1位の学生)による答辞を掲載します。
 
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
 
  

学部長による祝辞

みなさん、御卒業おめでとうございます。
大学生活の後半をコロナ禍で過ごし、予定していた学生生活を送れなかったという人も多いことと思います。ゼミでのフィールドワーク、部活動、サークル活動、海外旅行、友達と遊びに行く、など、我慢しなければならなかったことは多いでしょう。私たち教員も、対面でみなさんともっと接したかったという思いがあります。
 
でも、普通ではない状況にしっかり対応し、単位を取得し、この卒業の日を迎えたみなさんは、立派です。そのことに、ぜひ自信と誇りをもっていただきたいと思います。健康上の理由や家庭の事情等で、友達にも誰にも言えない苦労をしてきた人もいるでしょう。特にこの2年間、気力を保つことが大変だった人もいるでしょう。みなさん、よくがんばりました。立派です。
 
今、世の中は、コロナ禍だけではなく、平和が脅かされるという、たいへんな状況にあります。でも、今朝の雨が今は上がっているように、明けない夜はありません。雨の降る日もあれば、晴れの日もあります。ただ、現在の危機を乗り越えてからも、価値観の揺らぐ時代は続くでしょう。そのような社会を、世界を生きていくためには、何が必要でしょうか。
 
みなさんが人文学部で学んできたことは、絶対に役に立ちます。いろいろな分野の授業を受け、教員や他の学生からも刺激を受けたはずです。大学に入るまで考えたこともなかったことを考え、自分とは違う考え、違う文化があることを知ったでしょう。逆に、自分の悩み等が自分だけのものではなく、古い時代の人と共通していたり、遠い地域の人と共通していたりするという普遍性も知ったはずです。それは、多角的なものの見方ができるということであり、多様性が注目される世の中において、必要な力です。また、卒業研究に取り組む中で、大量の情報を吟味し、怪しい情報に惑わされず、自分の頭で深く考え、それを表現することも学びました。それも、情報があふれる現代において重要な力です。卒業を迎えたみなさんには、価値観の揺らぐ社会を自分らしく生きていくための力がついています。自信をもってください。
 
ただ、一つだけ心配なことがあります。この2年間、人と対面で語り合う機会が少なかったことです。もちろん、今は、まん延防止措置が解除されたとはいえ、まだまだ感染防止に努める必要があります。でも、今後、社会に出てから、人との関わりを大切にしてください。
 
人と関わるのは、少し面倒です。自分とは違う感じ方、考え方をする人間と接するのは気を遣います。でも、自分と違うからこそ、人と関わることに意味があります。対面で人と接することの少ない期間があったからこそ、これからの人生では出会いを大切にして、もっともっと大きく素敵な人になっていってほしいと思います。
 
これからは、みなさんも一社会人です。これからが、人生、本番です。社会を、世界をよりよくしていくために、ともに精進してまいりましょう。
 
改めまして、本日は、御卒業、誠におめでとうございます。みなさんの今後の御活躍と、世界の平和を祈って、私からの挨拶とさせていただきます。

人文学部長 野田春美

  
  
  

卒業生代表による答辞

やわらかな日差しに春の訪れを感じる季節となりました。本日は私たちのために学位記授与式を開いてくださったこと、卒業生を代表して厚く御礼申し上げます。
4年前、私たちは期待と不安を胸に、神戸学院大学に入学しました。振り返れば、4年間は瞬く間に過ぎていきました。大学で過ごした時間は私たちにとってかけがえのない時間でした。
 
大学生活では学業や部活動を通してさまざまな学びを得ました。私は、大学入学時に新たなことに挑戦し、自分なりに結果を残したいと考えていました。挑戦したのは学業と部活動でした。学業においては、幅広い分野の講義を受けることで、学問の奥深さを知り、興味があった歴史や教育分野をより深く学ぶことができました。また、大学生活の半分はコロナ禍にありましたが、感染症に関する講義を受講したり、今までとは異なる環境で学んだりすることで新たな学びを得ました。勉強は苦手でしたが、本学で勉学に励んだ結果、各学年において奨励生に選ばれ、このように答辞を述べる栄誉にも恵まれました。
 
部活動においては、茶道部に所属したことで、茶の湯の知識や作法を身につけ、また役職を務めて責任感が身についたことで、成長できたと考えています。技術の習得や部長として部活動をとりまとめることに苦しさを感じることもありました。しかし、先生や部員からの手助けによって、それらを乗り越えたことで、より一層自身の成長を感じられました。そのため、学業と部活動で得られた成果は、私の中で大きな結果として残りました。
このような結果が残せたのは、さまざまな人たちの支えがあったからです。皆様方のおかげで、非常に充実した大学生活を送ることができました。
 
私たちは本日神戸学院大学を卒業し、それぞれの道を歩み出します。名残惜しさは感じますが、どのような進路に向かおうとも、本学で得た知識や経験は今後の人生でも活かせると思われます。社会の様相は入学時に比べて大きく変化しましたが、本学で得た学びを糧に社会に貢献できるよう精進して参ります。今後の人生においても、私たちが歩んでいく道を見守っていただければ幸いです。

最後になりましたが、今までご指導いただいた先生方、職員の皆様、ともに支え合い励まし合った友人たち、そして、学生生活の基盤を整えてくれた家族に心より御礼申し上げます。皆様方のご健康と神戸学院大学の更なる発展を祈念して、答辞とさせていただきます。

人文学部 竹下 莉菜

  
   

代表者への学位記授与の様子


  

学長の告辞