人文学部の学生が、神戸市で日本語を学ぶ留学生を有瀬キャンパスに招待し、交流会を行いました
2024年11月19日、人文学部の実践演習II(担当:鈴木遥講師)で、神戸市で日本語を学ぶ留学生を有瀬キャンパスに招待し、交流会を行いました。
鈴木ゼミでは、神戸の多文化について理解することを目的とし、2023度から神戸新長田日本語学院との交流活動を行っています。交流活動はゼミ生が主体となって準備を進めています。今回は、子どもの遊びを伝えることを目的に、けん玉遊びとドッジボールを行うことに決め、手順や説明方法などを練習してきまいた。
交流会の前半は、神戸新長田日本語学院の留学生によるダンスとポスター発表でした。留学生は自国の文化について日本語で作成したポスターを手に、日本語で説明をしました。ゼミ生はそれをじっくりと聞き、質問をしました。留学生の多くは来日して半年ほどでしたが、どの方も問題なく会話ができて、ゼミ生はびっくりしていました。
続いて、ゼミ生によるけん玉遊びとドッジボールの企画を実施しました。ゼミ生は留学生と一緒に遊びながら、遊び方やコツを言葉で説明するよう工夫していました。
けん玉では、ゼミ生は膝をうまく使って身体全体で玉を持ち上げあることを伝えようとしますが、最初はうまく伝わりませんでした。そのうちに、留学生がゼミ生のやり方を見ながら少しずつコツを理解していました。
ドッジボールの説明はデモンストレーションを交えて行いましたが、なかなか理解してもらえませんでした。ドッジボールをする中で、ゼミ生は「ボールがあたったから外へ出て」「外から中にいる人にボールを当てて」などと留学生に適宜言葉をかけてルールを伝えていました。
交流会はあっという間に終わりました。短い時間でしたが、留学生と言葉を交わし、一緒に活動したことで、留学生とやさしい日本語を使ってコミュニケーションをとるという貴重な経験をしました。そして、何より、一緒に楽しい時間を共有することができました。今回の交流会は、ゼミ生にとって、多様な文化について体験を通して学ぶいい機会となりました。