人文学部の3年次矢嶋ゼミ生19名が朝霧川沿いを踏査するフィールドワークを行いました

  
 本学有瀬キャンパスは二級河川の朝霧川流域に位置しています。6月5日(日)に人文学部の3年次矢嶋ゼミ生19名が、有瀬キャンパスから朝霧川河口にかけての地域環境や開発と水害の歴史を歩いて探るフィールドワークを行いました。
 
 まず朝霧川上流の西細谷における洪水調整池を兼ねている有瀬キャンパス第1グラウンドの掲示や洪水吐を確認しました。続いて、かつて第二神明道路南側に坪池という溜池があり、有瀬図書館下の新池、薬草園下の中池から続いていたことを、資料の旧版地形図で確認しました。その後、朝霧川の起点、山の神の祠、地元財産区や土地区画整理事業の記念碑、奥山橋付近の治水施設を見学したのち、朝霧小学校区まちづくり協議会環境部会長である西谷寛氏の案内で朝霧小学校のビオトープや学校林を見学しました。
 
 続いて、西谷氏の案内で朝霧川の河川敷を歩き、川の生き物や朝霧地区の変化についての説明を聞き、さらに下流では、水害が起きやすい地形や治水施設について矢嶋教授から説明があり、河口付近では、西谷氏からその変貌ぶりについて説明を受けました。最後に、地域研究センター明石ハウスで、西谷氏が毎月第4日曜日に朝霧川で子ども向けに開催している生き物観察会(雨天時は中止)についての説明を受け、解散しました。
 
 学生は、班ごとにフィールドワークでの見学ポイントについての小レポートを全員で分担して作成することになっていて、西谷氏にも報告する予定です。
  
 
 このフィールドワークの様子は、西谷寛氏のホームページ「海と空の約束プロジェクト」の記事でも紹介されています。また、こちらの記事でも紹介されていますので、是非ご覧ください。
 

土地区画整理事業の記念碑について班ごとに分析


西谷氏の助言で朝霧小学校に設けられたビオトープの意義についての説明


かつて砂浜であった朝霧川河口の変貌についての解説


朝霧川河口で記念写真