卒業研究発表会が開かれました
1月27日に卒業研究発表会が開かれました。4年次生だけではなく、3年次生や附属高校の3年生も聴講し盛会となりました。
人間探究科目群の発表者と題目は、浅田優樹「道徳における結果説と動機説」、春名郁哉「地域の伝統文化の継承について─当事者の立場から見た観点で考察する─」、土谷美櫻「『グランド・ブダペスト・ホテル』における映像表現の独自性」、竹中里菜「オーケストラの中のサクソフォン─ラヴェル「ボレロ」等の考察─」、木谷 栞「ヨーロッパ絵画における感染症の表象」、藤本優衣「国際バカロレア教育について─批判的思考力の育成を中心に─」で、それぞれの成果を発表しました。
言語・文学科目群発表者と題目は、柿田夏希「石ノ森章太郎『サイボーグ009』論」、廣田昂大「否定性を持つ語の意味拡張―「やばい」とその類似表現を中心に―」、萩野 尚佳「重岡大毅の歌詞における日常性はどこから来ているのか」、上原大夢「『カッコーの巣の上で』映画の魅力」で、さまざまなことを言葉や映像などから読み解きました。
環境・人類・地域・歴史科目群発表者と題目は、長谷川春佳「戦争遺跡の保存・活用のあり方」、谷 理「戦前交通の海陸連絡」、長澤京汰「未完の大帝国―アレクサンドロス大王の政策・統治に対する考察―」、井民海地「多田の鉱物、奈良へ世界へ」、東口凌大「清掃員の生活史」、佐野 駿「整備新幹線開業地域における並行在来線問題―北陸新幹線を事例に―」明樂 結「恋愛の価値観―ポリアモリーから考える―」で、各自新たな知見を披露しました。
発表を聞いた3年次生は、高度な学術内容をわかりやすく説明する先輩達を羨望し、人文学の面白さ奥深さに感動を抱いていました。
なお、各科目群から選ばれた優秀卒業研究2本ずつ計6本が神戸学院大学人文学会の学会誌『人間文化』に掲載予定です。