人文学部で柿本人麻呂の1300年忌4ゼミ合同行事フィールドワークが明石で行われました

中山教授による開会挨拶

7月2日(日)、人文学部の4ゼミ合同行事として、フィールドワーク「歩いて学ぼう 明石の町」を実施しました。

今年は柿本人麻呂の1300年忌ということで、明石市立文化博物館の企画展「人麿と明石」を見学し、さらに人麻呂のゆかりを訪ねて明石の町を歩いてみよう、というものです。

当日は学生9名、地域の方7名、教員4名の、計20人が参加しました。まずは博物館で、中村健史准教授の解説を聞きながら企画展を見学。その後は矢嶋巌教授の解説を聞きながら、明石の町を散策しました。地形や歴史的建造物、史跡を確認しながら明石神社、大聖寺、本松寺、亀の水をめぐり、人麻呂ゆかりの月照寺、柿本神社に参拝しました。白方佳果講師の解説によれば、当日のルートは1945年、明石に疎開していた永井荷風が、6月8日に歩いたルートと重なっているとのこと。かつて当地の景色を絶賛した文豪の姿を彷彿しながらの散策となりました。また地域の方々からは、かつての町並みや昔あった水族館、今は様変わりしてしまったお寺の以前の様子など、昔の明石の町を知る人にしか語り得ない、貴重なお話をうかがうことができました。

明石の町やそこに暮らす人々の思い出の中に残された、歴史や文化の痕跡を知ることで、明石の町のイメージがより豊かなものになりました。参加した中山ゼミ(中山文教授担当)のメンバーは、今回の見聞をふまえて、明石をモチーフにしたオリジナルの演劇を制作し、1月末に神戸学院大学マナビーホールで上演する予定です。

別の写真が掲載された記事がこちらにもあります。

中山教授による開会挨拶

中山教授による開会挨拶

中村准教授が柿本神社前に立つ芭蕉句碑について説明

中村准教授が柿本神社前に立つ芭蕉句碑について説明

矢嶋教授が亀の水と台地の地形について説明

矢嶋教授が亀の水と台地の地形について説明

中村准教授が柿本神社に立つ「亀の碑」について説明

中村准教授が柿本神社に立つ「亀の碑」について説明

白方講師による閉会挨拶

白方講師による閉会挨拶