「読書の魅力をつたえよう!」を神戸三宮サテライトからオンラインで開催しました
本の魅力、読書の魅力を発信し、本を読むきっかけづくりとなることを目指したイベント「読書の魅力をつたえよう!」を、9月17日(土)に三ノ宮駅前ミント神戸にある神戸三宮サテライトで開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、登壇者と一部の運営スタッフ以外はZoom参加の形を取りました。
まず、神戸発の大型書店チェーンであるジュンク堂書店の創業者工藤恭考氏が「本屋と図書館は行くだけでも楽しい」と題する基調講演を行い、阪神・淡路大震災後にいち早く営業を再開した当時の三宮駅前店の賑わいがその後全国に大型書店チェーンを展開するきっかけとなったことを明かし、大型書店や図書館の魅力と役割の大きさを語りました。
次に、面白いと思った本を5分で紹介し参加者の投票でどの本が読みたくなったかを決めるビブリオバトルが行われました。最初に急遽欠席となった人文学部4年次生の岸本拓馬さんが選んだ『BEAMS EYE on KOBE』がオープン参加として司会によって紹介されました。そのあと人文学部3年次生の賴實玲奈さんが神戸のケーキ店を舞台とした小説、上田早夕里著『ラ・パティスリー』を紹介しました。次に人間文化学研究科修士課程1年の坂元 錬さんがUCCコーヒー博物館監修『神戸とコーヒー―港からはじまる物語―』を紹介し、日本最古のコーヒー店に当日午前に立ち寄った話を添えて関心を惹きました。最後に人文学部3年次生の石井杏奈さんが久元喜造著『神戸残影』を紹介し、神戸市長である著者が綴った神戸の魅力を伝えました。
続いてパネルティスカッション「読書の魅力、学生に勧めたい本など」が行われました。久元喜造神戸市長、角石ジュンク堂書店明石店副店長、進行役も務めた長谷川弘基教授によって、人生に影響を与えた本、本との出会いが持つ意味などについて、楽しい、しかし本気の議論が繰り広げられました。
最後にZOOM参加者によるビブリオバトルの投票結果が発表され、坂元さんが紹介した『神戸とコーヒー―港からはじまる物語―』がチャンプ本に選ばれました。
新居田久美子講師によれば、このイベントの運営は人文学部のキャリア授業である「インターンシップ(イベントスタッフ)」の受講学生13名が分担して行いました。コロナウイルス感染拡大防止のため、4名だけが会場での司会や進行管理、カメラ機材の操作にあたり、9名はZOOMで参加してイベントを盛り上げました。写真でその様子をご覧ください。また、当イベントについてはこちらの記事でも紹介されていますので、是非ご覧ください。