人文学部1年次生が人権講演会を受講しました
2024年5月29日、人文学部1年次生が全員履修する2時限目の人文入門演習で、公益財団法人兵庫県人権啓発協会から研修講師の古田圭策氏をお招きして講演会を開催しました。
「カッチハヂャ(共に)〜誰もが共に幸せに暮らすために〜」と題し、学生たちが入学した神戸学院大学人文学部の教育内容を改めて確認しながら、さまざまな学びの経験ができる大学という環境で「安心して」学べる幸せを享受するためにはどのようなことに気をつけなくてはいけないか、という流れでお話がすすみました。講師の先生のご家族やご友人とのエピソードを交えつつ、大学で起こり得るさまざまなハラスメントの事例、友人や恋人との関係の中でおこる可能性のあるDVの問題などについて、具体的なチェックポイントの説明があり、最後に、大学で過ごすあいだに「頼れる人をみつけること、また頼られる人になること」で、誰もが幸せに暮らせる環境を作っていきましょう、と呼びかけられました。
身近な人との関わり方を例に挙げたお話が多かったため、学生たちは、大学生活でどのような友人関係をつくっていきたいか、避けるべきことはなんなのか、より具体的な形でイメージしながら受講できたのではないかと思います。また教員は、学生たちが安心して学ぶための環境づくりが重要であることを、改めて認識することができました。