2021年度研究推進費発表会が開催されました

 
人文学部主催の2021年度研究推進費研究発表会が、4月23日に開催されました。
2021年度に実施された8件の研究課題の成果発表がおこなわれ、Zoomによるオンライン開催で、20名が参加しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、研究の遂行にも困難がともなう中、いずれの研究も充実した成果発表となりました。
いかに人文学的方法によって教育効果を高められるかという問題に取り組んだ研究課題が6件を占め、研究を教育へ還元しようとする教員の努力が示されました。
また人文学資料の目録化を、デジタル技術によって進めようとする研究課題も2件あり、人文学が技術をいかに取り込めるのかという試みもみられました。
学部外の共同研究者の参加者もあり、発表後の質疑応答により活発な議論が交わされ、専門分野が多岐にわたる人文学部において、研究の相互理解を深める機会となりました。
 
 
発表者と研究課題名は以下です。
 

  • 上田学「映像制作を用いた人文学的教育に関する整備発展」
  • 矢嶋巌「コロナ禍における地域の記憶の継承に向けた実践的研究 ―地域研究センター明石ハウスを拠点として―」
  • 中村健史「教職教育における国文学史の構想 ―兼ねて教材開発に及ぶ―」
  • 中山文「日中演劇交流史研究に関する基盤整備 ―日中演劇文庫創設をめぐって」
  • 井上豊久「総合的な学習の時間における防災学習に関する研究」
  • 大原良通「上井久義映像資料の整理公開」
  • 鈴木遥「兵庫県明石市大蔵地区とその周辺における人々による自然資源の利用とその変容」
  • 森栗茂一「歴史探究フィールドワーク教育におけるon-line授業プラットフォームの開発」

 

発表会後の記念写真