人文学部の鈴木ゼミ生が神戸市で日本語を学ぶ留学生との交流会を実施しました

人文学部・鈴木遥講師の2年次生ゼミ(実践演習ⅠI)10月21日、神戸市で日本語を学ぶ留学生との交流会を行いました。
鈴木ゼミでは、神戸の多文化を理解することを目的とした活動を実施しており、交流会の開催は今回で5回目です。交流を深めてきたのは、新長田で留学生に対する日本語教育を続けている神戸新長田日本語学院です。

司会をする留学生
交流会では、両校の学生がそれぞれ活動を企画しました。同学院は、留学生による踊りの披露、留学生の母国の文化に関するポスター発表を企画しました。鈴木ゼミは、グループの中で違う言葉のカードを持っている人をみんなで見つける「ワードウルフ」を企画しました。

ネパールの踊りを披露する留学生
交流会は、同学院の留学生による司会ではじまりました。その後、ネパールの留学生による踊りが披露されました。交流会はヒンドゥー教の祭典ディパバリの翌日に行われたこともあり、お祭りの雰囲気を感じられる踊りはとても華やかでした。

ポスター発表を聴く大学生
次に、留学生による母国の文化に関するポスター発表が行われました。食文化や宗教など、様々なトピックについて、留学生は写真やイラストを添えたポスターを準備し、その内容を日本語で大学生に説明しました。鈴木ゼミの学生は、留学生に質問をし、日本の文化との比較などについて意見をしました

デモンストレーションを交えたルール説明
その後、鈴木ゼミが準備してきた「ワードウルフ」を行いました。事前のゼミでは、ゲームのルールをいかに分かりやすく伝えるかを考え、工夫してきました。ルール説明は、デモンストレーションを交えながら日本語と英語で説明をし、さらに英語のスライドも表示しました。また同学院の先生方のご提案で、留学生によるネパール語での説明も加えられました。

違う言葉のカードを持っていると疑われる大学生

違うカードを持っていることを当てられてしまった留学生
ゲームを始めてみると、最初はルールがよくわからずうまく進まないグループもありましたが、すぐに皆理解し、お互いに質問をして言葉を探り合うことができました。大学生は難しい言葉を使わずにグループのみんなが楽しめるよう意識をしてゲームを盛り上げる工夫を続けました。最後にはどのグループからも大きな笑い声が響きました。
短い時間でしたが、神戸に生きる同世代の留学生と言葉を交わし、笑い合う経験は、多文化の面白さや大切さを知る貴重な機会となりました。

