井上教授の「生涯学習研究Ⅰ」で消費者教育の協働授業を実施しました

文学部の井上豊久教授による「生涯学習研究Ⅰ」の協働授業が5月20日にあり、神戸市消費生活センターの土井池砂絵子さんと三井住友フィナンシャルグループであるSMBCコンシューマーファイナンスの小林絵梨さんから、遠隔で消費者として知っておくべき知識を学びました。

 

同センターと同社はともに消費者と日々関わることから、啓発・教育にも力を入れています。神戸市と三井住友フィナンシャルグループと本学が事前事後に情報共有やフィードバックを行いながら教育効果を上げようと努めています。

 

この協働授業は継続して4年目です。毎年2回実施してきており、今回はコロナ禍の影響もありズーム・オンデマンドでの授業となりました。SMBCコンシューマーファイナンスからはワンクリック詐欺、フィッシング詐欺、アルバイト詐欺、連鎖販売取引(マルチ商法)の現状や対応策、神戸市消費生活センターからは行っている相談業務の内容と、美容医療サービスなど最近の相談事例、トラブルに巻き込まれないための方法について、自分のこととして考えてもらえるように説明してもらいました。

 

また、消費者庁の「消費者ホットライン188」など困ったときの連絡先なども紹介してもらい、被害や心配を自分だけで抱え込まないようにと助言されました。

 

学生からの事後アンケート回答では「実際心配なメールが来ていたが講義を聞いて安心した」「利用規約はしっかり読まないといけない」「個人情報の重要性がわかった」「詐欺も日進月歩で一生涯学ばなければならないと思った」などの意見が寄せられました。学生の意見は同センターと同社に報告し、次回の協働授業に生かします。