3月29日(水)ワークショップ「人文学部でなにを学ぶ?」を実施しました。
3月29日(水)ワークショップ「人文学部でなにを学ぶ?」を実施しました。
当日は、学部1年生~大学院生までの学生、卒業生、教員、事務職員、合計20人程度が参加しました。
人文学部は色々学べる一方で、何を学んだのか結局よくわからない、という意見はよく聞きます。
今回のワークショップは、その「色々」が何なのかを可視化する取り組みでした。
出た意見を抜粋して紹介します。
人文のよいところ、ちょっと…なところ
- 授業でおもしろいことを学んで、自分なりに考える。その考えを他の人と共有する場があるといい。
- 目標が定まっていない自分にはちょうどいい。ちょっと消極的かも。
- いろんな事を学べる一方で、それを突き詰めたい時、どうしようかな、となる。
- 心の豊かさを身につけられる。隣の人が何を学んでいるか、もっと知りたい。
- 人としてどう豊かに生きるかを考えられる。
- 自分で自分の学問や価値を作るのだと思う。
- こんなに面倒見のいいところはなかなかない。
- 「人文のよさを伝えにくい」として、なら、「それってミステリアスでおもしろくない?」って
- 思考の転換ができるといい。自分が楽しく学べたら、それでいいと思う。
- 自信が足りないのが残念なところ。なんでもできると思ったら、できるようになる。
- 人文のリソースを思い切り使ったら、大きく成長できる。
人文で学んだことのなかで特におもしろかったこと
- 複数の分野の授業で学んだ考えが、全然別のところでつながっていく体験をした。例えば人類学と哲学とか。
- 「動詞の意味」とか普通考えないことに、明らかに楽しそうに取り組んでいる教員がいて、自分もそれを面白いと思って探究できた。
- フィールドワークで自分の知らない世界に入って学ぶのがおもしろかった。
- 人文には壁がない。もともと知らなくて当然、新しく知っていく楽しさがある。
- 先生たちが楽しそうで、授業の仕方もみんなちがって、いろんな人の可能性があるのかな、と思う。
- 他人や社会との向き合い方が変わった。「自分とは関係ないし」、と思っていた過去の自分が幼かったと思える。
- 好きなことと学びがつながる。例えば映画の表現法を学んで、アニメを見ていて、気づきがあったり。
- 空き時間の余裕が学びにつながっている。
- プラネタリウムに行くとか、舞台芸術やってみるとか、体験することでより学んだ。
- 音楽が大好きで、ここに来ることで音楽の世界の広さを知れた。
- 偶然とった授業に面白いものがいくつもあった。例えば、作品創作をたまたまとったら、書いて形にするおもしろさを知った。
最後に、人文で学ぶことの意味について、それぞれが言葉にして、コラージュを作りました(写真「コメントの木」)。