人文学部の2年次矢嶋ゼミ生が、明石市中心部の小売業の変遷について理解するためのフィールドワークを行いました。
大衆演劇が上演中の本町三白館では役者の幟が立っていました
人文学部2年次前期の実践演習Ⅰ矢嶋ゼミでは、高度経済成長期以降の明石市中心部における小売業の変遷について理解することを目的として、10月11日に明石駅から明石市大蔵本町の稲爪神社にかけて、フィールドワークを行いました。
明石駅に集合し、旧ダイエー明石店跡に建設された再開発ビルのパピオスあかし前に設置されたフロアガイドで入居している公共施設や店舗事業所の構成について確認し、パピオスあかしが目指す都心に人を引き寄せようとする設計思想について考えました。続いて、観光客で賑わう魚の棚商店街に移動し、店舗の現状について班ごとに把握するとともに、稲爪神社秋例大祭で町回りをしていた大蔵谷獅子舞保存会の獅子舞を見学、撮影しました。その後、本町通り商店街の老舗煎餅店店主から中心市街地活性化対策の目玉施設である大衆演劇場明石本町三白館の整備経緯について話を伺った後、マンションが増え始めた同商店街の変化を住宅地図を用いて把握しました。
変貌を遂げつつつつある鍛治屋町付近で町並みの変化を確認
その後、金物屋や荒物屋がみられた町並みが急速に失われつつある鍛治屋町や、簡易裁判所や司法事務所が立ち並ぶ相生町、宿場町であった大蔵本町付近で、現在の街並みと高度経済成長期の住宅地図との比較作業を行ったのち、人文学部・地域研究センターと連携している稲爪神社で解散しました。
司法書士事務所がたつ相生町にさしかかりました
大蔵本町の老舗鮮魚店で明石産のカワハギを見せてもらいました
