人文学部の北村厚ゼミが神戸ユダヤ共同体(神戸ジューコム)跡地を見学しました

 
12月5日、人文学部の北村ゼミの学生が、神戸北野のコンピュータ総合学園敷地内にある「神戸ユダヤ共同体(神戸ジューコム)」跡地を訪問し、昨年12月に 設置された案内板の説明を受けました。神戸ジューコムは日本における有数のユダヤ人共同体であり、1940年にはナチ・ドイツの迫害によってポーランドを追われ、リトアニア領事代理杉原千畝からビザの発行を受けて日本に逃れてきた、4500名以上にものぼるユダヤ難民たちを受け入れました。当時の神戸ジューコムは第二次世界大戦の神戸空襲によって破壊され、長い間その存在が忘れられていましたが、近年の研究の成果によって当時の石垣がそのまま残されていることが判明し、ユダヤ難民と神戸市民との交流についても知られるようになりました。
                                                                       
学生たちは案内板の説明を受けたのち、コンピュータ総合学園内で神戸ジューコムの歴史について、案内板設置に尽力された同学園の福岡賢二副学長・福岡美和事務長代理からレクチャーを受け、当時神戸からニュージーランドに逃れたバール・ショーさんのインタビューを見るなど、神戸とユダヤ人の歴史について深く学びました。
                                 
神戸ジューコム跡地紹介リンク
https://www.kobedenshi.ac.jp/info/kobejewcom.html

 

神戸ジューコム跡地の案内板前で説明を受ける学生たち

神戸ジューコム跡地の案内板前で説明を受ける学生たち


 
コンピュータ総合学園内で神戸ジューコムの歴史を学ぶ

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神戸での思い出を語る、杉原ビザで難を逃れた元ユダヤ難民バール・ショーさん

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