鈴木講師が太山寺道のフィールドワークを行いました

 

2023年5月10日、美しい新緑の中、鈴木遥講師と学生が伊川谷駅から太山寺までの道を地域の方とともに散策しました。
 

この散策は、大蔵本陣から太山寺へと続く約9kmの太山寺道を歩いてみようというフィールドワークの第1回目にあたります。
 

30年以上有瀬に暮らし、有瀬や伊川谷の様々な地域活動に関わってこられた地域の方をお招きし、有志の学生2名、鈴木講師の計4名で、ざっくばらんに話をしながら散策をしました。
以下、鈴木講師からの報告です。
 

私たちは、車道から一本脇に入った畑の中の一本道を歩きました。ビニールハウスの中では野菜やイチゴ、イチジクなどこの地域の特産品となっている野菜や果物を見ることができました。民家はどれも大きく、空き家となった民家がカフェとして活用されているものもありました。地域の方からは、伊川谷駅ができる前は見渡す限り畑が広がっていたこと、今は耕作放棄地が増加していることなどを教えていただきました。また、毎年この地域の友人と春先に山菜を採りに行くこと、昔のバス通りがまだ使われていた頃伊川を眺めながらバスにゆられたことなど、様々な思い出話を聞かせていただきました。太山寺では、国宝の本堂などを見学しました。
 

往復3時間の散策でしたが、本当にあっという間でした。
参加した学生は、「色々見ることができてよかった」、「貴重な体験ができた」と充実した様子でした。この地域の歴史を知ることができたのはもちろん、地域の方の目から見た具体的な地域のイメージを垣間見ることができ、とても興味深い散策となりました。

畑の中の一本道を歩く

 

太山寺にて

太山寺にて