人文学部の2年次矢嶋ゼミ生が、明石市のバス路線活性化策を考えるためのフィールドワークを行いました

人文学部の2年次前期の実践演習Ⅰ矢嶋ゼミは、本学社会連携グループが明石市都市総務課、神姫バス、山陽バスと産官学連携として取り組んでいる「明石市内バス利用促進プロジェクト」に、経済学部の関谷ゼミ3年次生有志、総合リハビリテーション学部の糟谷ゼミ3年次生、佐野ゼミ3年次生とともに参画しています。
 

矢嶋ゼミでは、神戸学院大学と明石を結ぶバス路線沿線の魅力を発見して活性化に役立てる案を考えることとなり、5月14日、21日の2回に分けて、明石市太寺、大蔵谷、人丸前地区でフィールドワークを行い、特色のある店舗・事業所への取材や名所旧跡の見学を行いました。 
 

明石市太寺に位置する太寺弁財天が、かつて明石市太寺の明高下交差点にあった新池(別名明中池)という溜池のほとりに位置していたこと、その池が17世紀後半につくられた伊川谷掘割という用水路の終点であったこと、かつて菅原道真が通ったという伝説にちなんだ菅公旅次遺跡という記念碑が近代に太寺2丁目バス停前に設置されたことを知りました。身近な地域に知らない歴史が埋もれていることを実感しました。また、太寺地区や大蔵谷地区、人丸前地区の店舗や事業所に出店の経緯や特徴を聞き取り調査し、魅力発信のための材料を得ることができました。

 
なお、研究結果は、ほかのゼミとともに、6月24日に明石市都市総務課やバス事業者に報告する予定です。 
 
 
別の写真が掲載された記事がこちらにもあります。
 
 

明石市太寺地区の菅公旅次遺跡を見学

 

明石市の人丸前駅前にあるレザークラフト店の店主への聞き取り調査